理事長あいさつ

　高度成長期の昭和45年、秋田市内に散在していた卸売業者は市街地の過密化や交通量の激増による集配送機能の低下や商品の多様化と増大に伴う倉庫の狭隘など、多くの課題を抱え広い道路や倉庫を求めておりました。
　国が卸商業団地制度による中小企業の高度化を促進すべく高度化融資制度に取り組みを進める中、昭和45年7月に当秋田卸センターは設立いたしました。
　近年、卸売業を取り巻く環境は人口減少や少子高齢化の進展、メーカーと小売店の直接取引やネット販売の増加など販売方法も経路も急速に変化してきております。
　これまでは卸売業のみが加入できる卸団地でありましたが、中小企業基本法改正により現在では卸売業のみならず小売業、サービス業、印刷業、道路貨物・道路旅客運送業が共存する集積地へと変化しております。
　令和2年、組合創立50周年を機に卸団地に代わる愛称として「あぎいぃね卸町」を制定いたしました。「あぎいぃね卸町」の組合員企業を通じてここが皆様にとっての「人と新発想が芽吹くビジネスエリア」に繋がることを願いつつ、更なる連携強化に努めながら流通の中核基地として邁進してまいります。

理事長 辻󠄀　昭久

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